土の中に水が流れ、木は水を吸い上げ、草木がそれぞれの色を奏で始める。寒いけど春ですよ!心も踊る春の寒さ。梅や沈丁花が可愛い蕾を膨らませている。
桜が咲く前に枝を取り染物を作る草木染の方が言っていました。「桜の色・命が枝に宿っているので、枝を取るときはお花を咲かせる代わりに美しい染物にします、と言いながら命を分けていただく。」大自然の慈悲の深さとその方の自然への在り方を、梅や沈丁花のピンクの蕾を見ると思い出す。
今朝の一仕事。
蕗の薹を取りに。香りが詰まったフキ味噌は鮮度が一番。すぐいに冷たいお水でやさしく土を落とし→刻み→油が温まったお鍋に入れ→味醂→味噌で仕上げる。寒さも忘れリズ無にのって仕上げ、ようやく一仕事終え、蕗畑の方からご厚意でいただいた温かい焼き芋をいただくとその方の温かいお心使いに、冷たくなった手も心も温まる。
その方と生産者さん方々の心を食べていただく方とむすぶのが私の仕事。感謝~
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